カリウムとは科学的にどのようなことをさすのでしょうか。
銀白色の金属で、常温・常圧で安定な結晶構造は体心立方構造 (BCC) である。比重は0.86で水より軽い。融点は63.7°C、沸点は774°C。軟らかい金属で、反応性はナトリウムより高い。水、ハロゲン元素と激しく反応する。アルコールとも反応する。高温では水素とも反応する。
質量数40のカリウム(カリウム40)は自然界にごくわずかに存在する放射性同位体で、大気中のアルゴン40が宇宙線(太陽からの放射線)と反応することにより常時生成されている。半減期はおよそ12.5億年である。
カリウムは人体に不可欠の電解質であり、カリウムイオンとして約200gほど存在する。主に細胞内に分布している。細胞外液での濃度は3.5?4.5mmol/l程度と非常に小さく保たれている。筋肉や神経細胞はカリウムイオンチャネルが開いているとき、細胞内から細胞外へと濃度勾配の方向にカリウムイオン電流が流れ、膜電位(細胞外に対する細胞内電位)を負の向きに変化させる。すなわち、活動電位が生じて細胞膜が脱分極している場合は再分極させることになる。
経口摂取される場合は吸収は緩やかであり、全身の細胞で速やかに取り込まれることと、過剰分は腎臓でのK+調節機能により排泄されるので、体外濃度は常に低レベルに維持される。一日の所要量は1?2g/日とされる。2005年4月の厚生労働省「日本人の食事摂取基準」生活習慣病予防の観点からみた望ましい摂取量では3500mg/日と勧告されている。
また、心室内の洞房結節から発生する活動電位に同期して心拍の調節が行われているが、静脈注射等により血中濃度が過剰になると、洞房結節のペースメーキングに変調を生じさせ、致死的な不整脈を引き起こす。そのため、心停止の目的に使用されることもある。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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